海の中で観たおとぎ話

 

あれは

沖縄のダイビングショップで

アルバイトしてた時かな?

 

 

お客様の話題の中心といえばほぼ

・今日で何本目の潜り(300本目???おぉ〜っというどよめき)

・レアな魚の●●を見た(ええ???あれ見たんですか?おお〜〜〜というどよめき)

・超高機能なレギュレーター自慢(男子にはメカが超重要)

 

 

まぁ

そんな感じ

 

 

そんな

「何本祭り」なお客様と

作業みたいに潜るある日

 

 

オールレンタルの機材スーツ

あんまりその辺に

詳しくない私でも

ちょっと「なんか・・・デザインがどうも?」って

カップルが

体験ダイブに参加した

 

 

体験だから

通のお客様をお連れしたら

お叱りを受けるような

浅いポイントに連れて行く

 

 

だけど

私は見た

 

 

彼と彼女は

その

海を知り尽くした

ダイビング慣れした私たちの

誰よりも

誰よりも

 

 

海を自分たちの物にしていた

 

 

そう

マーメイドだった

 

 

私は海の中の二人を見て

心底ドキッとした

 

 

海の中ではこうした方がかっこいいとか

こう潜るもんだよ

とか

どうとか

 

 

その世界に慣れてくると

テレビや雑誌の

どこかで見た何かの「いわゆる」な映像に寄せようとする

自分がいて

 

 

でもそのマーメイドたちは

 

 

二人

目の前に広がる

海中景色を共有してた

 

 

手に手をとりあって・・・

 

 

文句なしに

圧倒的な美しさだった

 

 

二人は

あまりにも

目の前の海に対して純粋だったし

あまりにも綺麗だったもんで

 

 

ダイビングに慣れた私たちは

その純粋さに

落ち着かず

「ヒューヒュー」って

態度を彼らに取り

 

 

自分たちの内なる

ザワザワを

アタフタを感じないよう

どうにかこうにか

努力したように思う

 

 

そして

 

 

私もさ

ちょっとは

それそのものを

それそのものとして

感じることが

出来るようにも

たまには

なって来てないかな?

えへへ〜なんて

感じる

今日この頃なのです